補綴コンサルの準備とやり方
第1段階ができたら、次はTCが補綴メニューを使って簡単な説明を行う段階に入ります。
第2段階 ~ 補綴メニューなどのツールを使って、簡単な説明を行う
補綴コンサルを行うタイミングは第1段階と同じです。TCは補綴メニューに載っている自費治療のメリット・デメリットなどは覚えるくらいになってください。そうでないと、患者様からの質問に自信を持って答えることができません。補綴物などの知識に不安があるなら、まず先輩スタッフやドクターに教えてもらうようにお願いしてください。また、専門家からいろいろ話を聞きたいという場合には、取り引きのある技工所・技工士さんに医院でセミナーをしてもらえるように交渉するとよいでしょう。
第2段階はカウンセリングルーム(ない場合はチェアサイドで)で、補綴メニューを患者様に見せて、どのような補綴物があるのか説明します。チェアサイドで行う場合は、5分~10分、カウンセリングルームで行う場合は15分程度を見積もってください。
説明する内容は、ベストの治療の場合、2番目にいい治療の場合、保険治療の場合の3パターンのメリット・デメリット・料金(ベストの場合は、なぜそれがベストなのかの理由も)です。補綴メニューを見せながら、「まず1番●●さんにとってよい治療はこちらです。なぜなら~~~だからです。2番目にいいのは……」というように説明していってください。
TCを始めたばかりの頃は、患者様からの質問にすぐに返答できないかもしれません。しっかりとメモを取り、即答しなければいけない場合はすぐに担当ドクターに質問するなどしてください。そして、知識を増やしていきましょう。第2段階はそれほど難しいものではありません。医院で行っている自費治療の種類・内容・料金を勉強して、患者様に自費治療の価値を伝えていってください。
補綴コンサルとは?
第1段階 ~ 補綴メニューをまず渡すだけ
第2段階 ~ 補綴メニューなどのツールを使って、簡単な説明を行う
第3段階 ~ 補綴メニュー、模型、口腔内写真、提案書などのツールを駆使し、十分な説明を行う
GPで矯正歯科している医院のTCの役割