補綴コンサルとは?
よく勘違いされることですが、補綴コンサルは自費の治療を患者様にお勧めするものではありません。あくまで、その患者様にとってベストの治療を提案し、十分に説明を行い、患者様が満足する治療をいっしょに考えて選んでもらうことが補綴コンサルなのです。単に「ベストの治療が自費治療であることが多い」ので、自費の治療を勧めることが補綴コンサルであると勘違いされるにすぎないのです。
補綴コンサルを実施する際の注意点としては、なるべく補綴コンサルだけを行わないことです。できれば、「初診カウンセリング→セカンドコンサル→補綴コンサル」という流れを作ってほしいと思います。補綴コンサルだけだと、患者様とTCの間に信頼関係があまり構築されていないということが多くなり、「高い治療を勧められた」という印象を与えてしまうことが頻発してしまう原因になるのです。
ですから、初診カウンセリングで顔を合わせ、セカンドでも顔を合わせ、その他来院時にコミュニケーションを十分に取って、固い信頼関係を作ってください。そうすれば、たとえ高額な治療になったとしても「ここまで私のことを考えてくれているんだ」と思ってくれることが多くなるでしょう。
補綴コンサルの方法は大きく次の3つの段階に分かれます。
【第1段階】
補綴メニューをまず渡すだけ。
【第2段階】
補綴メニューなどのツールを使って、簡単な説明を行う。
【第3段階】
補綴メニュー、模型、口腔内写真、提案書などのツールを駆使し、十分な説明を行う。
次の項から、それぞれを説明していきます。
