座る位置、目線、態度はどうしたらいいか?
コーチングや心理学をメインしたTCセミナーでは、「患者さんと向かい合わないようにしましょう」とか「患者さんの左側に座りましょう(右側と教わることもある)」とか「TCと患者さんの角度は90度になるように」などということを教わることがあります。
結論から言うと、そのようなことはあまり気にしなくていいです。もちろん、初心者のときに少しでもカウンセリングの経験をカバーするために、座る位置を気にしてもいいですが、経験を積むと、たいていどのような状況でも初診カウンセリングができるようになります。
それに、カウンセリングルームでパソコンを使用してカウンセリングを行なうと、自然に座る位置は90度になりますし、視線もぶつかることはありません(下の図を参考にしてください)。
もっとも大切なのは「患者さんを気遣う」という気持ちを持つことです。しっかりと患者さんのことを観察してください。ちゃんと患者さんのことを見て、気遣いながらカウンセリングすると「まだ心配なのかな?」「ここがわからないのかな?」ということがわかるようになります。
それでもやっぱり何かテクニック的なアドバイスがほしいという方は次の3つを守ってください。
・話し方や雰囲気を相手に合わせること。
・相手の興味や関心に合わせること。
・わかりやすい言葉を使うこと。
このようなことは急に身につかないので、日常生活でも気をつけておくといいですよ。
