カウンセリングの種類
TCとして行なうカウンセリングの種類は次のようなものがあります。
・初診カウンセリング
・セカンドカウンセリング
・補綴カウンセリング
※カウンセリングを「コンサル」と言う医院もありますが、どちらも同じものです。
歯科医院によっては、治療が終わって、定期検診に移る前に「治療終了カウンセリング(リコールオリエンテーション)」を行なうところあります。
初診カウンセリングは、初診の方に「どんな悩みで来たのか」「将来、どんなお口になりたいのか」「これまで歯科治療を受けてどんな不満があったのか」などを質問して、患者さんの考え・価値観・思いを知ることが主な目的です。
セカンドカウンセリングは、初診時の検査の結果をお伝えする場です。そして、歯周病の知識や予防の重要性もお伝えして、患者さんに「治療と予防の重要性」を理解してもらいます。
補綴カウンセリングは、患者さんにとってベストな治療がどんなものかをお伝えする場です。多くの患者さんが「保険で十分」「痛くなってまた来たらいいでしょ」という誤解をしています。しっかりと説明することで、正しい知識を持ってもらい、ベストな治療を選んでもらうようにします。もちろん、自費を押し売りするものではありません。そこだけは勘違いしないようにしたいですね。
医院でカウンセリングをまだ実施したことがないという場合は、まず初診カウンセリングをやってみましょう。初めて来院する患者さんは「本当にここでいいのかな?」と思っているものです。しっかりと話を聴いて安心させてあげてください。
初診カウンセリングができるようになったら(10~20人くらい行なうとスムーズにできるようになります)、次はセカンドカウンセリングです。しかし、医院によっては口腔内写真を撮っていない、十分な資料が揃っていないという理由でできないところあります。
そのような場合には、セカンドカウンセリングを飛ばして、補綴カウンセリングにチャレンジしてみてください。患者さんが納得して自費を選び、きれいな歯が入るときに喜ぶ姿を見ると、とてもやりがいを感じますよ。
