TCとしての心構えができる!
初診カウンセリングがわかり、すぐに実践できるようになる!
歯科医院スーパーTC育成塾第11期(2019年) 第1回レポート
2019年2月20日(大阪),21日(東京)に歯科医院スーパーTC育成塾第11期が開催されました。両会場合わせて300名の参加で、たいへん盛り上がるセミナーとなりました。
毎年,参加される方に特徴が見られるのですが,今年は過去と比べて1医院で1人参加というより、複数参加の歯科医院が多かったように思います。
TC業務やカウンセリングは医院全体に関わることなので、何人かで参加したほうが成果が出やすいと考えてくださる方が増えているのかもしれません。
第1講座は萩原から「TCとしての心構え」をお伝えしました。
初回の講座なので、ワークをからめながら楽しく進んでいきます。
第1講座を通してカウンセリング=自費を上げる、だけと思うのはたいへん危険なことを学びます。
たしかに説明を行って自費の理解度を高めて保険外診療を選ぶ患者さんを増やすことは大切です。
しかし、それだけが目的だと患者さんは周りの人の賛同を得ることが難しいです。
目の前の患者さんの口腔内の健康を願うこと、ドクターの治療方針に沿うこと、そして説明方法を身に付けることの三位一体が重要です。
第2講座では五島から「初診カウンセリングの具体的な方法」をお伝えしました。
TC育成塾も11年目なので、かなり初診カウンセリングを行う医院も増えてきていますが、そのぶん自己流になっている医院も多いように思います。
そこで初めて来院する患者さんに投げかける6つの質問とその意図を詳しく説明することで、順番どおりに質問を行うことが大切であることを学んでいただきました(オリジナリティを出すには基本を習得してからですね)。
初診カウンセリングの流れと質問を把握したあとは、実際の初診カウンセリングの動画を見て、ロールプレイに臨みました。
ここがいちばん盛り上がります。
最後の第3講座は再び萩原から「より信頼される話し方のテクニック」をお伝えしました。
第3講座も2人1組になって、テクニックを1つずつ学ぶためにロールプレイで有効性を確認していきました。
テクニックは人をだますために使うのではありません。
医療者としての優しい心を持って、患者さんがよりよくなるように導くために使ってほしいと思います。
その結果として自費が上がっていくのです。
今年の第1回も午後1時から6時までの長丁場になりましたが、参加者の皆さんはがんばってくれます。
毎年のことですが、受講後の課題(宿題)のほうがより重要なので、医院のみんなと協力して次に会う日までがんばってください!