セカンドは初診時の結果を詳細に伝え、さらに患者様のむし歯・歯周病・予防の知識を増やし、モチベーションを上げるために行われます。補綴カウンセリングは、その名のとおり保険・自費を含め補綴物の説明を行うカウンセリングです。
講座開始前は、この1ヶ月半の間にどれだけ努力してきたか、どんな取り組みを行ったのかを話し合う事前演習をしています。第1回が終わってからそんなに期間は空いていませんが、一生懸命に取り組んだ人たちは話したいことがたくさんあるので、活発な交流になっています。
講座開始15分前には会場内がとても楽しい雰囲気になります。
修了認定テストを解く姿は真剣そのもの。
日常の診療にさらに負担がかかるので、みんなたいへんです。しかし、だからこそ本当の力が身につくのです。
テストのあとはメインコンテンツの1つ「セカンドカウンセリングの実践ポイント」を五島からお伝えしました。セカンドコンサルは3つカウンセリング(初診、セカンド、補綴)の中でもっとも実施しづらいものです。実施状況を事前アンケートでお伺いしていますが、3割やっていればいいほうです。
人材不足、知識不足、時間不足など実施できない理由は様々です。また、初診や補綴カウンセリングのようにやらなくてもすぐに成果が出てこないものなので、「ま、いいか」となりやすいのです。
どこでどう伝えるか、ポイントを徹底解説!
今回受講された皆さんには、時間がかかっても、少しずつ実施してほしいと願っています。そのために必要なことをすべて、2時間半かけてしっかりとお伝えしました。
学んだ後はロールプレイも実施。ぎこちなさはありますが、熱心に取り組みます。
気合いの入っている河合です。
医院に戻ったら、即使える実践的な内容なので、「やってみてすぐに結果が出ました!」という喜びの声もよく聞きます。
結果が出やすいので、つい「もっと自費を!」を思ってしまいがちですが、忘れてはいけないのは「目の前の患者様の幸せを願う」ということです。自費の良さを伝えることは大切ですが、ただの売り込みになってはいけません。
当日は寒かったのですが、会場内は熱気!
大切なTCの心構えを忘れないように、第3回までにいろいろな経験を積んで、また成長した姿を見せてほしいと思います!
歯科医院スーパーTC育成塾第7期第2回 参加された方の感想
山口県 こだま歯科医院 歯科助手・TC 佐々木 美加様
セカンドコンサルや補綴コンサルの重要性、必要性が理解できました。
これら2つは患者様にとって「提供すべき知識・情報」であり、我々TCの思い込みや先入観によってコンサルの時間を短縮したり、実施しないという選択肢をとることは、患者様が情報を得る機会をなくしてしまうといえます。
全ての患者様の満足度を高められる説明を今後も実施します。
三重県 医)夢真会 せこ歯科クリニック 田村 美都子様
今回も明日から使えるフレーズをたくさん知ることが出来ました。知っているとできているは違うので、この知ったことをできることへ変えていきたいです。また、医院の方針もありますので、それに合わせて活用させていただきたいです。
ずっと自費を入れられる患者様に対して心の中ではすごいなあ……という気持ちを持ってしまっていたことに、セミナーの中で指摘されて気付くことが出来ました。あくまで選ぶのは患者様であり、たくさんの投資をして、自費診療が出来るよう準備をしてくださっているDrがいらっしゃるのだから、私は堂々とせこDCだからその選択をしていただけたと思えばよかったのだと思う事ができました。
患者様がしっかり説明をしてくれたと思っていただけるように、Dr、スタッフが動いてくださっているので、私もそのお手伝いが出来るように、これからも学び続けていきます。
O歯科医院 歯科助手 I様
初診コンサルと症例の軽い補綴コンサルはさせていただいていましたが、セカンドコンサルは先輩TCが不在の時によく分からないまま行っていた状態だったので、今日学んだことを先輩TCに伝え、練習をしていきたいです。慣れるまでは大変だと思いますが、患者様の歯を守りたい!歯を守って欲しい!と強く想い、取り組みたいです。
補綴コンサルについても、私は、保険→エステニア→セラミックの順に説明していて、自費のものがいいんだけど、Krさんが高いって思っているんじゃないか、押し売りになっているんじゃないかと心配になったり、結局保険に戻って、保険でも大丈夫ですよと言ってしまっていたので、今回教えていただいた手順と考え方で実践していきたいと思います。ありがとうございました。
