
第5期 第3回 開催レポート
2013年5月22日(大阪)/23日(東京)に、スーパーTC育成塾第5期第3回が開催されました。ついに今期も最終回。毎年、少しずつ内容を見直して、精緻なセミナーになってきています。参加される方は、通常の診療で忙しい中、大量の宿題と認定テストの勉強もされていて、本当にがんばっていて頭が下がります。
左・大阪会場、右・東京会場。ぎりぎりまでテスト勉強のため、テキストを抱えている方が多いです
事前演習は楽しい情報交換の時間でもあります
当日は、いつものようにハイタッチからスタート。皆さん、3回目となるとすっかり慣れて自然にできています(1回目は「なんだ、ここは?」という思いだったのでしょうが・・・)。セミナー自体は午後1時スタートですが、前回から15分くらい前から”事前演習”を行っています。
せっかく全国からやる気のある歯科医院スタッフが集まっているのだから、自分たちのがんばり、医院での実践を共有することで講座内容以外からも学びを得ようという意図から実施しています。
皆さん、一心不乱にテストと格闘しています
さて、午後1時になるといきなりテストが始まります。前回のテキストだけでなく、自費について勉強してきたこと、「もしもこんな患者様にカウンセリングをやるとしたら」というほぼ記述式のテストです。しっかり勉強していないと合格はできません。参加者の皆さんは、いつも15分間、全力で解いています。
第1講座
第1講座、第2講座ともに写真と事例が豊富です
テスト後の第1講座は五島から宿題解説を行いました。大量の宿題の中から優秀な実践を選び、さらにその中でも選り抜きのものを紹介します。この事例集だけでもセミナーの価値は十分にありますので、TC育成塾が終わった後にも、どんどん活用をしてほしいところです。重要な宿題を解説したあとは、治療別・部位別の補綴コンサルのポイントをお伝えして、ロールプレーを行いました。第3回は計4回のロールプレーを行います。講座中のロールプレーはうまくやることよりも、自分の弱点・改善点を見つけられるように、積極的にチャレンジ(失敗)することを推奨しています。ロールプレー終了後は毎回「ぜんぜんうまくできなかった~」という悲鳴やため息が出ますが、患者様がいる本番では失敗できないのだから、今のうちにTC育成塾でどんどん失敗しておいて、改善点を見つければいいのです。
回を重ねるごとにロールプレーの内容はレベルアップして難しくなっていきます
第2講座
続く第2講座も五島から「補綴コンサルの効果を高める」というテーマで、補綴コンサルを強化するツール、補綴コンサルを医院全体で取り組む方法、後輩のTCを3ヶ月で育てる方法などをお伝えしました。カウンセリングはTCだけでがんばるものではなく、医院全体で取り組むべきものです。だから、どんなにカウンセリングトークを磨いても、それだけではよい結果が出ません。たとえ自費が上がったとしても、それは一時限りのことで、継続して結果が出る仕組みを院内に作ることがとても重要なのです。
第3講座
ピンマイク派の河合はジェスチャー豊富です
第3講座は河合から「補綴コンサルの質を高める」というテーマで、補綴コンサルそのものの内容に戻り、スーパーTCになる方法をお伝えしました。補綴コンサルはドクターとの連携も求められます。補綴コンサルの前にドクターとどんな打ち合わせをすればよりよい患者様への説明ができるのか、どうすれば患者様に自費の価値をわかりやすく伝えるのか、様々なケースを交えて解説しました。どのセミナーでも言われていない実践的な内容ばかりです。内容をマスターすることで、さらに補綴コンサルに自信がついたことと思います。
TC育成塾終了後は、恒例の記念集合写真を撮影しました。今年もおよそ200名の方が参加され、厳しい講座とテストをクリアしたTCがあと少しで1000名に達しそうです。TC育成塾は終わりましたが、ここがスタート地点です。参加された皆さん、がんばってくださいね!
左・大阪会場、右・東京会場。受講者の皆様のご活躍をお祈りしています!