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TCのQ&A

2016年04月08日[]
自費に興味を持っていない患者様への対応は?

T歯科医院 Hさん 他2名の方

> 補綴カウンセリングで、全て説明したが、
> 患者様がいまいち自費には興味がなさそうで保険がいいという場合は、
> 無理に進めず、保険でお話しを終わってもよいですか?

> 補綴コンサルの際、今までの保険のものしか入れてなかった方は、
> 「保険でいいよ」とすぐにおっしゃる方もいます。そのような方にも、
> 一通りの補綴コンサルをした方が良いのかとは思うのですが、
> なかなか興味を持って聞いていただくのが難しく感じます。
> 「保険でいい」という患者様への切り返し話法など、教えていただきたいです。

> 自費補綴が決まり、後日やっぱり保険にしたいと言われました。
> 説明が足りなかったのでしょうか・・・?

回答

似たような質問が3つ集まりました。
前回の「男性の患者様に保険で、と即答されしまう」と似ていますね。

 

興味のない人にムリヤリ説明してもいいことはありません。
かといって、真剣にカウンセリングをしていたら
本当に「この患者様は興味なかったのだろうか?」と思い悩むこともあります。

 

自費治療の説明したあとの結果には
・その場で自費
・悩んで(考えて)自費
・悩んで(考えて)保険
・その場で保険
の4タイプがあるわけですが、
だいたいでいいので、割合を考えてみてください。

 

3番めが多いなら、
・症例写真や模型を見せて、視覚と触覚に訴える
・感想文を見せて不安を減らす
・支払いの方法(カード支払いやローンなど)を増やす
・カウンセリングを録音する
などやり残しているポイントを1つずつ実施していってください。

 

4番目が5人とか6人いる場合は、TC個人の問題として
・TCの自費に対する知識が少ない
・堂々とカウンセリングができていない
ということが多いので、まずは勉強です。

 

また、こういう場合は医院全体の自費への意識が低いことも多いので、
定期的(3ヶ月くらいは毎週1回)にみんなで自費の勉強をしていきましょう。
「自費治療なんて高いだけであまり意味はない」というスタッフがいるだけでも、
自費率は下がります。
特に受付スタッフは患者様と話す機会が多いのでこうであってはいけません。

 

ちなみに、4番目を0にすることはできません。
自費専門でない限り、保険治療と決めている患者様は必ずいるからです。
患者様が自費になるか、保険になるかをTCが決めることはできません。
私たちはできることをきちんとやるだけです。
結果だけでなく、ちゃんと必要なことができているかどうかも確認してくださいね。

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