TCのQ&A
男性の患者様に「保険で」と即答されてしまうが、どうすれば?
A歯科クリニック Mさん
男性の患者様に補綴カウンセリングをやっていると「いいよ!銀歯で!誰も見てないんだから」と即答されてしまうと、どうしても逃げ腰になってしまうのですが、即答されてしまった後でも一通り説明をしたほうが良いのでしょうか?
回答
即答されてしまったら、念のために「わかりました。今回はこちらにされるのですね。いちおう、他にも種類があって、それぞれ特徴 ― 耐久性とか健康面とかで違いがあるのですが、説明は(しなくても)大丈夫ですか?」と確認したほうがいいです。それで必要ないと言われれば、無理にする必要はありません。
ただ、即答されるということは、話の始め方がよくなかったのかもしれません。補綴物を決めてもらうのは大事なことですが、決めることを目的にするのではなく、「説明し、知ってもらう」ということを目的にて補綴コンサルをしてみるといいでしょう。例えば、切り出し方を次のようにします。
「当院ではすべての方に、被せ物(詰め物)のご説明をしています。いろいろ種類があって、特徴もそれぞれです。被せ物(詰め物)は、服の試着みたいに簡単に取り替えたりできないので、じっくり選んでいただければと思います。●分ほどお時間をいただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
説明をなぜ聞かないといけないのか、どうして補綴物の説明をするのかという理由付けが大切です。TCによって、言いやすい言葉遣いがあるでしょうから、上記を参考にして、自分だけの説明を作ってみてください。
カテゴリ:補綴コンサル