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2017.01.11 定期検診の説明で有効な話し方

2017年、1回目のブログです。昨年12月は2回書いたと思っていたら、1回も書いていなかったんですね・・・。なぜだろう。


さて、患者さんへの説明・コミュニケーションで役立ちそうな、おもしろい論文を読みました。「患者さんへコミュニケーションを取るとき、どんなメッセージがよいのか」を調べたものです。残念ながら、歯科医療ではなく、医科なのですが、応用はできそうです(他分野からの応用を考えることは大事ですね。だって、歯科ではまだ誰もやっていない可能性が大きいので)。


まとめると2つです。
●患者さんのセルフ・エフィカシーを高めることが大事
●セルフ・エフィカシーを高めるメッセージのときはロス・フレームのメッセージがいい


1.セルフ・エフィカシーについて
日本語にすると「自己効力感」です。「ある結果を生み出すために必要な行動をどの程度うまく行えるかという個人の確信」のことで、要は「自分はやれる・できる」というキモチです。


2.ロス・フレームのメッセージについて
ロス・フレームとは「損失を強調した言い回し」のことです。「~~しないと、こんなふうになってしまいますよ」ということだと思います。そういうメッセージのほうが、患者さんに変化の行動を促しやすい。


なお、今回の内容は治療ではなく「予防的」なコミュニケーションに有効だということでした。定期検診の説明に有効そうです。例えば「定期検診をちゃんと受ければ、自分の歯をより多く残すことができる」よりは「定期検診をちゃんと受けないと、こんなふうになってしまいますよ(グラフや絵を見せる)。だからちゃんと受けましょう」というロス・フレームのほうがよさそうだということです。


脅すまではいかないですが、適度に現実を知ってもらうことは大切なことです。診療前後の雑談などはポジティブでいいですが、真剣なメッセージを伝えたいときは、ロス・フレームのメッセージをぜひ活用していきましょう。


<参考>
香川勇介・真野俊樹(2016)「医療サービスにおける予防的コミュニケーション ―セルフ・エフィカシー理論の適用―」『マーケティング・ジャーナル』,Vol.36, No.3, 38-51.

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