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TC育成塾 ブログ

2013.03.28 患者様を不幸にする悪魔「確証バイアス」

皆さん、こんにちは! 歯科医院地域一番実践会の五島です。


TC育成塾第5期第1回が終わってから1ヶ月ほどです。
開催レポートがアップされていますので、
ぜひお読みください。
http://www.consuldent.jp/seminor/tcikusei05_rep01.html


宿題も続々と届いています。
この週末にすべてを読みます。丸2日間かかってしまう大変な仕事ですが、
みなさんがエネルギーをかけて実践してくださった成果なので、
こちらも真剣勝負です。


さて、話が変わります。
先日、知人から「食事してたら歯が取れた」というメールが届きました。
“歯が取れた”なので、何事かと連絡をしてみたら
正確には”詰め物が取れた”とのこと。
しみたり痛みもないということなので、ちょっと安心していたら
「これからどうすればいいか?」とアドバイスを求められました。
(知人は私の仕事を知っています)


どんな歯科医院に通っているかはわからないので、
ごく一般的な詰め物の説明をしたのですが、
「そんなこと教えてもらったことない!」とけっこう驚きの様子。


その知人は大人になってから、何ヶ所か歯の治療をしています。
かかりつけのところ行っているのですが、
1度もどんな詰め物にするのか、説明を受けたことがないというのです。
その歯科医院のスタッフの方や先生に悪気はなかったのでしょうが、
次のようなことが考えられそうです。


1.そもそも治療の選択肢を説明する気持ちがなかった。
2.初診時、口腔内を見て保険治療をしていたところがあったので、自費の説明は省略した。
3.なんか怖そうな人だから、自費の説明をしようとしたけどやめた。
4.自費の説明をしても断られそうだったので、説明しなかった。
5.なんか忙しそうな人だったので、どうせ説明してもダメだろうと思って説明しなかった。


先生やスタッフは知人の身なり、言動を見て
「この患者さんには自費を説明しても仕方ないかなぁ~」
と思い込み、その理由をいろいろ見つけてしまったのかもしれません。


このように、「この人に説明してもなぁ…」と思い込み、
その証拠を勝手に推測して(上記の2~5)しまうことを
心理学の用語で”確証バイアス”といいます。


どうしても人間というものは自分に都合のよいように
物事を見たり考えたりする傾向があります。
これは人である限り、仕方のないところですが、
「これは自分の勝手な思い込みかもしれないぞ」と
振り返ってみることはとても重要だと思います。


確証バイアスという悪魔の誘惑にそそのかされて、
患者様にひと言もコミュニケーションをしないのではなく、
1度は少し、ひと言でも説明してみたいものです(もちろん時間の許す限りで)。
その際は補綴メニューを見せて「今回はこちら(保険)で治療を進めてもよろしいでしょうか?」
というような確認でも構いません。


中には「他にも種類があるのか~。ちょっと考えてみようかな」という
患者様もいることでしょう。
患者様の知らないことを紹介してあげるのもTCの役割です。
(※その結果として自費が増えるのであって、自費を増やすのが目的ではないですよ)


そろそろ1年の4分の1が終わります。
来月もがんばりましょう!

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